Airbnb(エアビーアンドビー)に強敵か? KDDI系も民泊仲介事業に

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KDDI Relux

Airbnb(エアビーアンドビー)に強敵現る?KDDIは民泊新法の成立を受けて、仲介事業に参入することを発表した。

2017年2月にKDDI参加に入ったLoco Partnersの宿泊予約サイトReluxにて仲介事業がはじまる。

Airbnbと顧客ベースの違い

日本の大手企業がこぞって仲介事業に参加してきているが、勝算はあるのだろうか。日本におけるAirbnb顧客のプラットフォームは、海外旅行客(外国人)ベースなのに対して、国内旅行サイトの顧客ベースは日本人客だ。

世界中から集まる外国人客というよりは、日本人旅行者に対して民泊を広めていくというスタンスなのだろうか。

Reluxは高級宿泊サイト

airbnbより高級

Reluxは、高級旅館や一流ホテルのみを扱う会員制の宿泊予約サービスで、運営の厳しい審査に通過した宿だけを掲載している。仲介事業のスタートで、現在掲載している町家や古民家に加えて民泊施設も掲載されることになる。

Reluxは高級感をキープしたいはずなので、すべての施設が掲載されるとは思えない。高級志向をキープしてきた宿泊予約サイトが、安物のワンルーム物件を掲載するわけがないからだ。

Loco Partners

6月23日よりReluxに掲載する施設の募集を開始する。

もっと心地よい旅を民泊から。2018年春、民泊物件の紹介がスタートします。

Reluxと同様に募集する物件についても厳しい審査を通過した宿泊施設だけが掲載されるという。

ということで、安物のワンルームマンションや違法物件は絶対に掲載されない。

別荘をもっているオーナーで、簡易宿所の許可が認可された物件か特区民泊の審査がとおった物件でしか掲載できないと思われる。

Reluxサイトから引用

Reluxは、Relux掲載審査委員会が独自に設けた満足度基準を満たし、旅館・ホテルのブランドを高め合う一流の施設様のみで構成されております。掲載審査通過率はおよそ10%前後と厳しい数値ですが、その分、掲載施設様のブランディングにおけるメリットが大きくなります。

楽天、レオパレス21も参入

新法の成立を受けて、6月22日に楽天とLIFULL(ホームズ)が共同で仲介のベースを作ると宣言したばかりだ。アパート賃貸大手のレオパレス21も仲介事業への参加を検討しているという。

その他にも日本航空や全日空も民泊プラットフォームを運営するJALやANAも民泊と航空券を組み合わせたパッケージの販売を開始。大手企業の争奪合戦が既に始まっている。

大手企業も参入してきた!Airbnb(エアビーアンドビー)超え目指す 楽天とLIFULLが民泊参入

著者の見解

airbnbは最強

大手企業が日に日に参入してきているが、一体誰をターゲットにしているのだろうか。日本の民泊をAirbnbで使用しているのは、ほとんどが外国人客だ。国内大手企業が進出しようとしているのは、日本人客の民泊使用を狙っているのではなかろうか。

ここに大きな疑問が見つかる。

日本人は、他人の家に泊まることを嫌がるのではないか?

日本人が大手企業の仲介する「民泊」に泊まるメリットは何なのか。

日本人旅行者はホテルや旅館に泊まることも旅行の目的としている。旅行者は、民泊というカテゴリが宿泊する選択肢に入るだろうか。

外国人が探している物件は、安くてお買い得な貸切タイプの物件だ。料金にこだわらないのであれば、ほとんどの外国人旅行客が高級ホテルか老舗旅館に滞在するだろう。

Airbnbと旅館

安くてお買い得なマンション部屋が、違法ベースで提供されて成り立っているAirbnb。

合法の下で今までと同じをサービスを提供し続けることは難しい。

楽天に関していえば、インバウンド部分の集客がBooking.comに負けている状態で民泊の集客をAirbnbから奪えるのだろうか。(もし、外国人客をターゲットにしているならば)

国内不動産を扱うアパマンやレオパレスの企業は、インバウンド集客のノウハウは全くないはず。業界にどうやって立ち向かうのか見物。

airbnb

企業連携して長期で戦わないと、Airbnbが築き上げた王座はゆるがない。

国内大手企業はAirbnbと提携して、エアビーの集客プラットフォームを使用した方が無難だと思う。

既にBooking.comでは、アパートメントというカテゴリで営業物件への選択肢を提供している。違法物件はもちろん登録できない。しかし、合法の登録物件が少ないために予約数自体は多くない。

Airbnbが爆発的に伸びた理由は、違法の上で成り立ったからだ。

Airbnbは法律が気づかない間に巨大になりすぎてしまった。

まとめ

Airbnbを使用する旅行者が他のサイト利用に移る理由がない限り、業界はエアビーが占有する形を継続するだろう。

日本人の国内旅行者が、わざわざ民泊を使用する理由が見当たらない。著者も特にそういった物件を使用したいとは思わない。料金の問題ではなく、旅の目的に民泊がないような気がする。