Airbnb(エアビーアンドビー)を調査した報告がWEBで公開されていたので、こちらにも記載しておこうと思いました。
ネット行動分析サービスを提供する株式会社ヴァリューズが民泊の大手仲介サイトAirbnbの消費者の動向について分析した結果をまとめています。
ヴァリューズがeMark+使用し、Airbnbについて分析した結果を提供した記事です。
国内の民泊参入もはげしくなってきています。
Airbnb(エアビーアンドビー)に強敵か? KDDI系も民泊仲介事業に
Contents
民泊よりAirbnbの方が検索数が多い
Airbnbの検索数は直近1年で増加傾向。「民泊」の検索数を上回る。民泊という言葉自体の検索数が減少しているのに対し、Airbnbと検索する人が増加傾向になっているようです。
民泊サービスそのものより、Airbnbに注目している人が多いようです。
Airbnbが圧倒的にトップ
直近1年間のAirbnb、HomeAway、SPACEMARKETのサイト訪問者数の推移です。どれも有名な民泊プラットフォームですが、Airbnbが他の2社よりも3倍以上の検索数をキープしています。
2017年以降から検索数が横ばいになっている状況を見ると、民泊が根付いていない状況が考えられます。
民泊サイトの併用状況
Airbnbがサイト訪問者数、併用状況を見ても民泊=Airbnbという認識ができているようです。日本でどういった形で流行らせるかが課題になってくるでしょう。
楽天トラベル、じゃらんnetが競合
サイト訪問者数では、楽天トラベルとじゃらんネットの国内OTAと併用されていることがわかります。
使用者としては、Airbnbサイトで料金を確認してから、楽天トラベル、じゃらんネットで料金比較するといった経路になっているかもしれません。
Airbnbの宿泊予約者はどのようなサイトを見ているのか
Airbnb宿泊予約者でも、楽天とじゃらんネットが上位にランクインしています。特に海外旅行に強いExpediaなども見られていることから、予約者が海外で使用する際にAirbnbと併用して見ていることが予測されます。
Airbnbで宿泊予約するのはどんな人?
Airbnbで宿泊予約に至った人は、20~30代が65%以上と圧倒的に高くなっています。また20代だけの割合も48.1%と他のセグメントと比較して高くなっています。
若い人は流行りものにとびつく傾向があるので2016年の民泊元年には、多くの若い層が利用したということになるでしょうか。
年齢を重ねた人達は、ホテルや旅館のサービスに満足していることが多く、流行りものに飛びつかないのかもしれません。
ということから、Airbnbを年齢層が高い人達にプロモーションしていくことは、かなり難しいと予想されます。
Airbnbを予約した人の職業
学生と会社経営者の割合が大きくなっていることから、新しいサービスに敏感な人達が予約に至ったと予測できます。
eMark+ Freeについて
著者も使用しているeMark+ Freeです。競合サイト分析など詳しくわかるため、他のデータ解析とは違った形でデータ比較が行えます。無料版でも十分活躍してくれますよ。
本リリースで用いたデータは、当社サービス【eMark+】を使用して集計・分析を行いました。本サービスには<無料トライアル版>である「【eMark+】Free」もございます。 「【eMark+】Free」では、業界別にサイトの訪問者数ランキングや、見たいサイトを指定して、過去からの訪問者数の推移、ユーザー属性(性別、年代など)を確認できます。ご登録、ご利用は無料です。
まとめ
民泊はまだまだ新しいサービスです。民泊の認知度よりも、Airbnbの方が高いです。現在、利用している人達は新しいものに敏感な層でこれから、どういった形で使用者の拡大を狙っていくかがAirbnbの課題になりそうです。