Airbnb(エアビーアンドビー)がまだまだ儲かるって言っている人を良く聞きますが、それは誰から聞きましたか。
レビューが1000も超えているスーパーホストでしょうか。それとも、Airbnb代行業者でしょうか。それともAirbnb関連の本を読んでそう思いましたか?
そんな簡単に稼げる方法が民泊なら、日本のニートはすべて消滅するでしょう。
部屋借りて、代行に一括で任せて、自分は遊んでいるだけで不労所得と思っていませんか?
それならどうして民泊を止めるホストがいるのでしょうか。
儲かっているのは、Airbnb社、民泊代行業者、民泊関連の本を書いている人と上位5%のAirbnbホストだけです。
Contents
Airbnbの登録者はだいたい儲からない
Airbnbで稼いでいるホストもいると思います。もちろん、います。大阪に限っては、2017年で登録物件数は20000部屋以上、稼働部屋数は1万前後になります。
これはあくまで推測ですが、
儲かっているのは、Airbnb登録物件の5%程度ではないかと思います。
さて問題です。
大阪で今からAirbnbを始めようとした場合、あなたの競合(敵)は推定1万件以上です。その1万件以上とビジネスという舞台で戦います。もう趣味というレベルの業界ではありません。
どうやって勝ちますか?
参照:
エアビを止めたゲストハウスさん
Airbnbで敗者になるパターン
Airbnbで失敗するパターンはある程度決まっています。
- 流行りだから儲かると思った
- ワンルームで安いマンションで始めた
- テレビで見て稼げると思って始めた
- 本を読んで稼げると思った
- ビジネスモデルを考えていない
- オリンピックが近いから
流行りだから儲かると思った
流行りだから稼げると思って始めた時点で、稼げる期間は終わっていることがほとんどです。流行ったということは、業界が飽和状態に近づいているということです。
本当に稼げる時期は、流行っていなくてまだ競合があまりいないか、パイ(客)の取り合いが発生していない時期のみです。いわゆるブルーオーシャン。現在はレッドオーシャン。
ワンルームで安いマンションで始めた
経費を少なくするのはビジネスの鉄則です。しかし、安くて狭いマンションで民泊を始めた場合は、ゲストの最大定員が少なくなってしまします。ワンルームの場合は、上限3名が限界でしょう。
他のホストのリスティング部屋が大きくて、沢山宿泊できる場合はそちらに軍配があがります。ワンルームマンションは、団体の旅行客の取りこぼしが多いために利益が大きく出ません。
大きな部屋や複数の部屋がある物件は家賃が高くなりますが、その分多くのゲストを入れることができます。
ワンルーム物件は開業にたいして資金がかからないため、みんなが考えつく民泊方法です。すぐにワンルームAirbnb物件は供給物件が飽和して、ゲストの予約がこなくなります。
メリットといえば家賃が安いことと、すぐに撤退できることぐらいでしょうか。
テレビで見て稼げると思って始めた
Airbnbは、2015年から日本で流行りだしました。2016年に爆発的に民泊ホスト数が増え、2017年は下り坂になることが予想されます。増えすぎたリスティング物件のすべてにいきわたる予約は、閑散期にはありません。
旅行業界の繁忙期は、4月桜シーズン、8月夏休み、11月紅葉、12月末の年末ぐらいですよ。
あとは、ほとんど閑散期。
大阪のAirbnb物件の新規登録数は、2017年5月、6月と減少ぎみです。ここがてっぺんになる予想ができます。つまり、
新規でAirbnbをやろうという人が減ってきた=儲からなくなってきた
ということを示していると思います。
本で読んで稼げると思った
本が出版されるまでに、民泊で稼げる期間が終わっていることが多いです。理由は市場が飽和してしまっている場合がほとんどだからです。特に東京、大阪、京都などすでに飽和状態。
本を読んで稼げるなら、株やFXで取引した方が良い気がします。Airbnbに関する本の執筆者は本が売れることが大事ですから、本を買ってくれる人が実際に稼げるかどうかは関係ないのです。
AirbnbがテレビCMすることで認知が広がり、ホストが飽和状態になるまで増加して、市場の上限まで供給が満たされる。後は、儲からないホストがどんどん辞めていき、市場が安定したところまで数字が戻るといった感じになると思います。
数字のバランスがとれる状態に戻る=利益が配分された状態=どこも稼げない
2017年、多くのAirbnbホストが民泊から手を引くことになるのは簡単に予想できます。
ビジネスモデルを考えていない
2015年の段階では、始めたもの勝ちだった民泊業界も2017年ではそうはいきません。先行ではじめている民泊物件を押しのけて予約をとらなければなりませんから、それなりにビジネスセンスはとわれるでしょう。
なんとなく、ワンルームで民泊をはじめたら予約が入るだろうと思っているなら、今すぐ民泊を開始することを止めた方がいいです。
もうそんな甘い業界ではなくなりました。SEO対策、レビュー評価、競合分析、自社サイト作成ぐらいはしっかりしないと勝てないです。
Airbnbで勝つためには
民泊業界は素人が参入できるレベルではなくなりました。すでに飽和した業界に後発で勝つにはプロ級の知識が必要でしょう。経費をかけないなら自分で頑張るしかない!
SEO(検索上位表示)のプロになる
メールの返信対応や清掃は自分でできると思います。
そして重要になるのが、Airbnb内で検索上位表示、物件の写真と物件そのもののクオリティ。
物件の写真はAirbnbで一度だけならプロに撮影してもらうことができます。
物件のクオリティは、立地と内装できまりますので、できるだけ駅や観光地の近く、徒歩5分圏内を選択すること。内装はお金がかかるところですが、専門家に相談するかインテリアが得意なら自分でリノベーションするのもありですね。
「おもてなしの精神」が一番重要というホストも多いですが、予約がまず入らなくては、おもてなしもできないです。
最重要はSEO。SEO(検索上位表示)のノウハウを蓄積して自分がSEOのプロになるしかない!
SEO(検索上位表示)にはある程度の知識が必要です。自分でする場合はかなり時間がかかりますので結局は努力が必要です。下記のリンクからAirbnb(エアビーアンドビー)のSEO対策の基本が学べます。
Minpaku.biz
anirudo.com
まとめ
2017年からAirbnbに新規参入せず、他の副業を探すことをおすすめします。今からAirbnbで参入できるほどのビジネスセンスがあるなら、他のことした方がいいと正直に思いますが。
FXやブログアフィリエイト、せどり、転売など副業は他にも色々ありますよ。